シーケンサー接続方法

GX Developerを使用するためにシーケンサーとパソコンを接続する必要があります。基本的にデフォルトの設定でも通信できることがほとんどですが、パソコンの環境にもよりますので接続方法を見ていきましょう。

接続する前に、各シーケンサーの通信方式を確認する必要があります。一昔前のシーケンサーはRS−422接続が一般的でした。 パソコン側にはこの接続が出来ないため変換ケーブルを使うのが一般的です。一昔前と言っても、まだまだ現役で稼動しています。 そのため、シーケンサー関係の仕事をするのであれば必ず変換ケーブルは必要です。ケーブルは下記のものを使用するといいでしょう。

メーカー:TAM
型式:TAM−RSCVC−3V

FXに接続するには上記ケーブルと
型式:TAM−RSCVC−A0

最近のシーケンサーではUSB接続の機器も増えてきています。USB接続するにはドライバをインストールする必要があります。 まずシーケンサーとパソコンをUSBケーブルで接続すると、右下に「新しいデバイス・・」みたいな表示が出てきます。 次にドライバのインストール画面が表示されますが、ドライバはGX Developerをインストールしたときに下記フォルダに入っているはずです。

\MELSEC\Easysocket\USBDrivers

上記フォルダはGX Developerのインストールフォルダにあります。デフォルトではCドライブです。インストール画面が表示されたら、「一覧または特定の場所からインストールする」を選択し「次へ」をクリックします。 次の画面で上記フォルダを指定してください。この作業をしないとUSBでの接続ができません。

またUSBでシーケンサーとパソコンを接続しても、画面の右下に何も表示されない場合があります。このときはインストール画面が表示されません。 これはシーケンサーが「不明なデバイス」と認識されている可能性があります。このときはデバイスマネージャーから「不明なデバイス」を削除してみてください。

次にFXシリーズでの接続を見てみましょう。初級偏でも使用したFX1NもRS−422接続です。

このタイプのCPUは接続口が丸い形になっています。つまり上のイラストのように一度RS−422に変換した後、コネクタ形状の変更をする必要があります。RS−232C側はパソコンに接続します。 次はAシリーズの接続を見てみましょう

Aシリーズはこのように接続できます。つまりTAM−RSCVC−3Vのケーブルのみで接続できます。

パソコンはノートパソコンを使用するのが一般的です。デスクトップでもかまいませんが、パソコン側のシリアルポートに接続してください。

最近のパソコンにはシリアルポートが標準でついてない機種がほとんどです。そこでUSBでシリアルポートをつける必要があります。

私は下記の製品を使用しています。

メーカー:iBUFFALO
型式:SRC06−USB

理由はわかりませんが、なぜかこの製品でないと接続ができません。さらにこの製品のドライバをインストールすることによって、GOTからAシリーズにアクセスできるようになる場合があります。 GOTトランスペアレント機能を利用しても接続できない場合は試してみてください。

注意しないといけないのが、パソコンのUSBポートに接続していますが、GX Developer(ソフト)側の設定はRS−232Cです。SRC06−USBはパソコンに接続することによって、パソコン側に232Cポートを作るということになります。 そのためソフト側から見たら、パソコンの232Cポートに接続したことになります。

SRC06−USBのドライバインストール方法と簡単な使用方法を説明します。まず付属のCDをセットしておきます。そしてUSBポートに接続してください。しばらくすると下のような画面が表示されます。

「いいえ、今回は接続しません」を選択して「次へ」をクリックします。

「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して「次へ」をクリック

CDを選択してインストールします。完了したら再度同じ画面が出てきますので、2回同じ操作をしてください。途中でキャンセルすると失敗します。その場合はデバイスマネージャーから一旦削除する必要があります。

インストールが完了したら、接続したSRC06−USBがどのCOMポートに割り当てられているか確認する必要があります。この場合はデバイスマネージャーから確認します。

マイコンピュータを右クリックしてプロパティを押します。システムのプロパティが表示しますので(Windows7は左側のシステム詳細設定を押して表示して下さい。)ハードウェアのタブを選択します。 その中のデバイスマネージャーをクリックして下さい。

ポートをダブルクリックしてツリーを開いてください。それらしい名前があります。通信ポート(COM1)は標準のポートです。USB Serial Port(COM3)が新しく接続したポートです。 もしどうしても追加したCOMの番号がわからなければ、デバイスマネージャーを開いた状態でSRC06−USBをパソコンから抜き挿ししてみてください。デバイスマネージャー上で表示が消えたりついたりします。 これがSRC06−USBのCOM番号です。又、COMの番号を変えることもできます。

USB Serial Port(COM3)をダブルクリックするか、右クリックからプロパティを選択してください。次に「ポートの設定」のタブを選択します。その中にある「詳細設定」をクリックします。

COMポート番号を変更すれば、好きな番号に変更することも可能です。ここではCOM3に設定されていましたので、GX Developerの設定はCOM3にします。 設定方法はメニューの「オンライン」→接続先指定→パソコン側I/Fのシリアルをダブルクリックしてください。

この接続先指定が選択できない場合があります。それはモニタモードになっている場合です。Qシリーズなどのように複数のプログラムを持っているタイプでは、その中の1個のプログラムでもモニタになっていたら選択できません。 メニューの「ウインドウ」から確認してください。

次の通信方法として、GOT(タッチパネル)側からシーケンサーに通信する方法について説明しておきます。

上のイラストのようにGOTを通ってシーケンサーにアクセスします。GOTを設備に取り付ける場合は、特別な理由がないかぎり、必ずシーケンサーと接続します。GOTは設備表面に取り付ける場合がほとんどなので、GOTからシーケンサーのプログラムを変更できれば大変便利です。

GOTとシーケンサーを接続した状態で、GOTとパソコンを接続します。

パソコン側I/FはGOTとパソコンを接続している方法を選択します。USBかRS−232Cを選択します。 PC側I/Fの中のCPUユニットをダブルクリックしてください。



ここでGOTとシーケンサーの接続を選択します。わからなければ適当に選択して通信テストをして見ましょう。選択肢は多くないのですぐに確認できるはずです。


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