GX WORKS2起動

シーケンス制御講座ではラダー図について説明してきました。そして実践講座では実際にGX WORKS2を使い、操作方法も含めてより実践的な講座にしていこうと思います。あらかじめGX WORKS2はインストールしておいてください。

実践講座を受講する前に、ひととおりシーケンス制御講座の内容を確認しておくとよりスムーズに理解できると思います。

ではさっそくGX WORKS2を起動してみてください。次のような画面が表示されます。

これはGX WORKS2を立ち上げた最初の画面で、このままでは使用するPLCの型式も決まっていないのでラダー図を作成することができません。ラダー図を作成するにはまず使用するPLCの型式を設定する必要があります。 理由はPLCの機種によって使用できる命令が違うからです。つまりPLCの型式を設定すると、設定したPLCで使えない命令は入力できないようになっています。では機種を設定してみます。

メニューの左側にある「プロジェクト」→「新規作成」とクリックします

今回はQCPUの「Q03UDV」という機種を選択します。シリーズを最初に設定します。

もしFXシリーズのPLCを使いたい場合は「FXCPU」を選択します。今回は「QCPU」を選択してください。

その次に機種を選択します。シリーズにあった機種が表示されるようになっています。プロジェクトの種類は「シンプルプロジェクト」。ラベルは使用しないのでチェックしないでください。プログラム言語は「ラダー」を選択して「OK」を押してください。

これでラダー図を入力できるようになりました。ですがその前に保存しておきます。

「プロジェクト」→「名前を付けて保存」を押します。すると次のような画面が表示されます。

保存する場所を指定します。上記の場合「シミュレータ」というフォルダを選択しています。すでに中に「test1.gxw」というファイルが保存されている状態です。今回は「kouza」というファイル名に設定して「保存」を押します。 タイトルは特に入力する必要はありません。設定にもよりますが「名前を付けて保存」を押すと次のような画面が表示される場合があります。

これはワークスペース形式で保存する場合に使う画面です。今回は使いませんので「1ファイル形式プロジェクトを保存する」というボタンを押して画面を切替えて保存してください。ワークスペース形式で保存した場合ファイルがたくさん作成され、ファイルの移動などが難しいくなるので今回は使いません。

左側にあるのがナビゲーションウインドウをよばれるもので、ここで選択したものが画面の右側に表示されます。上記画面ではプログラムの中の「MAIN」が表示されている状態です。立上げ初期は上記のように表示されています。 この「MAIN」がプログラムになり、この中にラダー図を書いていきます。「MAIN」と書いていますが名前を変更することもできますし、プログラムを増やす(例えばMAIN2を作る)ことも可能です。このあたりは作成するプログラムによってどうするか変わってきますので、また別の機会に説明します。

とりあえずPCパラメータを設定してみます。これはPLCの設定で、特に設定する必要もない機種もありますが、今回のQCPUは設定する必要がありますので少し覗いてみましょう。

左側の「パラメータ」をダブルクリックすると「PCパラメータ」が表示されるのでダブルクリックします。

今回は設定しませんが、ここはPLCにどのようなユニットを付けているか設定します。PLCに接続した状態でPLCの電源をいれ、「PCデータ読出」を押すと自動で読出してくれます。

このプログラム設定ですが、先ほどの「MAIN」というプログラムをPLC上でどうするか設定します。ここを設定しておかないと、プログラムをPLCに転送しても転送したプログラムをどうするか設定していないわけですから動きません。 左側にプログラム一覧が表示されるので、選択して「挿入」を押してください。すると右側に追加されます。実行タイプを「スキャン」に設定します。これは「MAIN」というプログラムをPLC上で常時動かすという意味です。
実はシミュレータ上では設定しなくても動作するのですが、実際には設定する必要があるので普段から設定するようにしておきましょう。「設定終了」で完了させてください。

それではいよいよラダー図を入力していきます。入力方法はいろいろありますので順番に説明します。

画面の上に接点やコイルのボタンがあります。このボタンをマウスでクリックすると入力できます。入力したい場所を選択して、a接点のボタンをクリックしてみてください。

こんなウインドウが表示されると思います。a接点の記号になっています。この記号の部分をクリックしても切替えることが可能です。

左から2番目のコメントボタンをクリックしておきます。これは回路入力の後続けてコメントを入力できるようにする設定ボタンです。一度押しておけばその後は常に設定された状態になります。ではデバイスに「X0」と入力します。「OK」を押します。

先ほどコメントボタンで設定しているのでコメント入力画面が続けて表示されます。「スイッチ入」と入力してみます。その後「OK」を押してください。

するとa接点が入力された状態になります。入力された部分はグレーになります。次は「コイル」のボタンをクリックしてコイルの入力してください。

さきほどa接点が表示されていた部分にコイルの記号が表示されているはずです。「Y0」と入力してください。半角であれば小文字でも問題ありません。

続いてコメント入力になるので「ランプ」とでも入力しておきましょう。

これで入力完了です。でもデバイスだけ表示され、先ほど入力してコメントが表示されていません。これは表示されない設定になっているからです。

メニューの「表示」→「コメント表示」を押せばコメントが表示されます。ショートカットキーの表示もされていると思いますが、「Ctrl」キーと「F5」キーを押しても表示されます。

コメントが表示されたと思います。回路入力した部分はグレーになっていると思います。この状態で「F4」キーを押してください。

入力した部分の背景が白色に戻ったと思います。何が起こったかというと、これは変換されたということです。入力された部分がグレーの状態では、まだ回路は決定されていない状態なのです。ちょうどパソコンで日本語入力している状態と同じような感じです。 ここで「F4」キーを押せば入力した回路が正しいか自動でチェックを行い、回路として正常であれば変換し、決定されるのです。これはコンパイルともよばれます。

実はメニューの「変換/コンパイル」→「変換」を押しても「F4」キーと同じことが起こります。なぜ今回このマウスを使った方法を説明しなかったかというと、今まで接点などを入力するとき、マウスでボタンを押すように指示しました。 入力後は「OK」ボタンを押すように指示しました。どうでしたか?マウスとキーボードを切替ながらすごく大変ではなかったでしょうか?
ある程度操作方法が分かればキーボードだけで入力したほうが断然はやいのです。(あたりまえですが)実際の作業でもなるべくキーボードでショートカットキーを駆使して入力することになると思います。 そのため簡単なショートカットキーを覚えることは必須となります。ショートカットキーを忘れたときに上のメニューやボタンから入力すればいいのです。上のボタンに表示されている「F5]などの記号はショートカットキーなのです。

ではここからはキーボードのみで入力していきます。次のような回路を入力します。

入力方法ですが、十字キーで「X0」の下にカーソルをいどうさせます。そこで「F5」を押しウインドウを出したら「X1」と入力して「エンター」キーを押します。続けてコメント入力し「エンター」キーを押します。 次は「F6」キーを押して「X2」と入力し「エンター」キーを押します。コメントも入力して「エンター」キーを押します。最後にコイルです。カーソルが「X2」のb接点の横にある状態で「F7」キーを押して入力してください。 接点とコイルの間の罫線は自動でひかれます。最後に「F4」キーで変換してください。
どうでしょう?マウスを使うよりずっと早いと思います。ショートカットキーは一度に全部覚えなくても、使っていく中で徐々に覚えていけば大丈夫です。またコイルは必ず画面の右端に入力されます。入力したカーソル位置から罫線が自動でひかれるので、いろいろ試してみて感じをつかんでください。

もうひとつ、少し変わった入力方法を説明します。リスト回路やニーモックとよばれる入力ですが、無理に使う必要はありません。このような入力方法もありますという意味です。
先ほどは「F5」キーを押してデバイス番号を入力していました。「F5」の代わりに「LD」や「LDI」などと入力します。例えばb接点を入力したいところにカーソルを持っていき「LDI」スペース「X2」と入力すればb接点が入力されます。

コイルの場合は「OUT」を入力します。

こんな感じで入力することも可能です。キーボード内で「F5」キーまで手を伸ばさなくてもよいので、わずかでも入力速度が上がるかもしれません。これは慣れもありますので、自分のやりやすい方法で入力すればいいかと思います。

では実際にシミュレータを起動してRUN中書込を行ってみたいと思います。



RUN中書込
絵で見てわかるシーケンス制御

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