内部リレー

GX WORKS2の簡単な使い方を説明したところでいよいよ講座に入ります。が、その前に内部リレーについて簡単に復習しましょう。

デバイスの説明はここでは深くはしませんが、例えばGX WORKS2の操作方法で使った「X1」などの接点は入力接点です。これはPLCに対して外部から入力した信号です。アルファベットの「X」が先頭についたものはPLCへの入力です。 そして「Y1」のように先頭に「Y」がついたものはPLCからの出力になります。

例えばPLCに対して押しボタンスイッチを接続するとします。入力ユニットの取り付け位置によっても変わりますが、「X0」から「XF」(16進数)の入力端子が設定されていた場合、「X1」という端子台に押しボタンスイッチの配線を行いました。 その場合押しボタンスイッチを押せば「X1」という接点がON/OFFします。上の回路の「X1」という接点です。

「Y1」も同じです。プログラム上で動作させれば(コイルをONさせる)出力ユニットの「Y1」がONします。つまりここに照明を接続していれば点灯します。

実践講座ではシミュレータを使った講座のため、このような外部入出力の説明はしませんが、どのメーカーのPLCにも入出力端子があり、入出力端子に対するデバイス(ここでの「X」や「Y」)が設定されています。 詳しくはPLCへの配線方法で説明しています。あたりまえですが、PLCに対して信号を入力しPLCがいろいろな機器を動作させます。この入出力信号が三菱PLCでは「X」や「Y」なのです。ここは重要な部分なので必ず理解しておいてください。

そして上の回路に出てくる「M0」というコイルや接点があります。これは内部リレーと呼ばれPLC内にある、PLC内でしか動作しないリレーです。GX WORKS2の使い方を説明していたとき、「Y」で自己保持をかけたりしていました。 しかし実際に「Y」を動作回路に使用するとそのまま信号が出力されてしまうので回路設計が大変複雑なものになります。そのため近年では内部リレーで動作回路を作り、「Y」の出力回路は内部リレーの動作に対してON/OFFさせています。 もちろん当講座でも同じように「Y」を動作回路に使いません。(昔のPLCは内部リレーの数が少なかった等の理由もあり、動作回路上に「Y」が頻繁に使用されることもありました。パソコンも使えないし、今ほど便利ではなかったのです。)

そのため回路の作り方としては、内部リレーで動作回路を作り、最後に「Y」で出力させます。他にどのようなリレーがあるか確認するにはPCパラメータから確認できます。

PCパラメータの「デバイス設定」で確認できます。ただしこれはデバイスの設定ができるPLCのみで、できない機種は項目自体がありません。また扱いも年代によって違うので、古い機種を使う場合はマニュアルを確認してみてください。 「M」以外にもいろいろ使えます。ですが基本的には「M」を使います。(「B」などはリンクリレーと書いてありますが、普通に使えます。)



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