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ラダー図の読み方
(接点)

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シーケンス制御講座 初級編 ラダー図の読み方(接点)

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ラダー図の読み方の講座では、電気が流れるイメージでラダー図を読む方法を解説しました。本ページでは、ラダー図で使うa接点b接点の違いを、実物のスイッチと対応させながらわかりやすく解説します。接点の種類を理解することで、複雑なラダー図も読み解けるようになります。

ポイント:a接点とb接点の基本

  • a接点:通常はOFF、スイッチを押すとONになる(普通の押しボタン)
  • b接点:通常はON、スイッチを押すとOFFになる(非常停止に使用)
  • ラダー図上では、a接点とb接点を自由に使い分けられる
ラダー図の読み方の基本イメージ図

作成日:2010年
更新日:2026年05月14日

実物のa接点とb接点(ON/OFFの動作の違い)

接点には大きく分けてa接点b接点があります。ラダー図だけではなく、押しボタンスイッチの接点も同じです。まずa接点の押しボタンスイッチを見てみます。

a接点(押すとON)の押しボタンスイッチの図解

a接点は押したときONする接点です。上の図のように押せば接点が接触して回路がつながる普通の接点をa接点とよびます。次はb接点を見てみます。

b接点(押すとOFF)の押しボタンスイッチの図解

b接点は押すとOFFする接点です。上の図のように通常何もしていないときは接点が接触して回路がつながっています。スイッチを押すと接点がはなれ、回路も遮断されます。 b接点は押したら停止したいときに使います。例えば緊急停止非常停止ボタンなどです。押すことで動力を遮断して停止させます。

ラダー図でのa接点とb接点の記号

実際のスイッチでa接点とb接点の解説をしました。次はラダー図内で使うa接点b接点の記号です。基本的には同じです。ラダー図内では次のように書きます。まずはa接点から。

ラダー図のa接点記号

例えば押しボタンスイッチのa接点タイプを「X0」に接続したと仮定します。押しボタンを押せば「X0」の接点はONしつながります。はなせばOFFします。次はb接点の説明です。

ラダー図のb接点記号(斜め線あり)

a接点の記号に斜めの線が入ります。これがb接点です。押しボタンスイッチのa接点タイプを「X0」に接続したとき、押しボタンスイッチを押せば「X0」のb接点はOFFします。a接点と逆の動作になります。 「X0」の接点をa接点で使うか、b接点で使うかによって動作が変わってきます。

X0のa接点とb接点を含むラダー図

「X0」のスイッチを押せば次のようになります。

X0をONしたときのa接点・b接点の動作

このように押しボタンスイッチがa接点でも、ラダー図の接点の書き方でa接点でもb接点でも使うことができます。押しボタンスイッチ側がb接点でも自由にラダー図上で変更することができます。

b接点スイッチを使う理由(非常停止への応用)

「押しボタンのb接点タイプを使う必要があるの?」という疑問が発生します。基本的にはa接点タイプを使えばいいのですが、安全面のスイッチはb接点を使うことが多いです。安全面とは非常停止などの危険時に停止させることを優先させるスイッチや機器です。なぜかというと壊れたり取り外されたりすることがあるからです。

非常停止スイッチをb接点で使っている場合、スイッチを押していない状態では信号が入力されています。信号が切れると非常停止させるようにプログラミングします。

b接点を非常停止に使う理由

  • b接点の場合:スイッチを取り外したり配線を切断すると信号が切れ、設備が停止側に動作する(安全)
  • a接点の場合:スイッチが故障・取り外されると非常停止できなくなる(危険)
  • このため非常停止ボタンや安全機器の入力にはb接点を使うことが標準とされている

a接点とb接点の組み合わせ回路

a接点b接点の基本的な動作は分かったでしょうか?次はa接点とb接点を組み合わせたラダー図を見てきます。

a接点とb接点を組み合わせたラダー図(X2またはX3がON、X0がOFFのときM1コイルON)

この回路は「X2」か「X3」のどちらかがONで、「X0」がOFFのときに「M1」のコイルがONします。

X0がONしたときM1コイルがOFFになる動作の図解

このように「X0」がONすれば「M1」はOFFします。実際には「M0」の条件にも「X0」以外の条件が入っていたりして複雑になります。ただしモニタ機能を使えば今どこの接点がONしているかOFFしているか簡単に分かります。順番に見ていけば難しくはありません。

次は自己保持について簡単に解説を行います。


ラダー図の読み方(自己保持)

よくある質問(FAQ)

Q. a接点とb接点はどう使い分ければいいですか?

A. 通常の起動・動作用スイッチにはa接点を使います。非常停止や安全装置など、「断線・故障しても停止側になるべき」スイッチにはb接点を使います。

Q. 非常停止にb接点を使う理由は何ですか?

A. b接点は通常ONの状態で信号が入力されています。配線が断線したりスイッチが取り外されると信号が切れるため、設備が停止側に動作します。a接点では断線時に信号が入らず非常停止できなくなるため危険です。

Q. ラダー図上でa接点とb接点の記号はどう違いますか?

A. a接点は縦線2本で表します。b接点はa接点の記号に斜めの線が加わります。この斜め線がb接点のシンボルです。

Q. 物理スイッチがa接点でも、ラダー図上でb接点として使えますか?

A. はい、使えます。ラダー図上でのa接点・b接点の書き方は、物理スイッチの種類とは独立しています。同じ入力(例:X0)をラダー図内でa接点でもb接点でも自由に使い分けることができます。


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