インテリジェント機能/シーケンス制御講座

インテリジェント機能

シリアル通信アナログ変換の項目では機器の設定をパラメータやプログラムから行いました。しかしこのようにプログラム内に記述するとプログラムが長くなったり読みにくくなります。 又、データは毎回バッファメモリに読込にいかないといけません、設定を確認するのもいろいろな場所を確認しないといけないので大変です。実はこのようなめんどくさい設定をソフト上で簡単に設定できる機能があります。ソフトはGX Works2以上が必要です。

どれくらい簡単かというと、実際に設定してみれば分かります。アナログユニットを例に行って見ます。
まずGX Works2のナビゲーション内のプロジェクトから「インテリジェント機能ユニット」を右クリックして「新規ユニット追加」をクリックします。

ユニット種別を「アナログユニット」にしてユニット形名は実際に装着するユニットの形名を選択します。
次に装着位置です。スロットNoは”0”からスタートです。今回は2番目にセットすると仮定しますので”1”と入力しています。先頭アドレスを指定しておけば、アドレスが固定できます。問題なければ「OK」を押します。

すると左の「インテリジェント機能ユニット」の下に「0020:Q64ADH」が追加されます。これは先頭アドレスと形銘が表示されている状態です。この中に設定する項目があり、基本的にはこの中を設定すればOKです。

それではスイッチ設定から行いましょう。ダブルクリックすると次のような画面が表示されます。

このユニットにはチャンネルが4チャンネルありますが、それぞれのチャンネルの入力レンジを設定します。使用しないチャンネルは適当で大丈夫です。設定が完了したら「OK」を押します。次はパラメータです。パラメータとPLCのパラメータではなく、アナログユニットのパラメータです。これもダブルクリックすると表示されます。

設定内容はユニットによってさまざまです。内容の詳細についてはマニュアルをご確認ください。本来はプログラムなどで設定していた内容を、この画面で簡単に設定できます。パラメータの簡単な説明も下の方に少し表示されます。
この画面は確定などのボタンはないので、設定が終われば閉じても大丈夫です。最後に自動リフレッシュです。

プログラムではユニットから値を取得するために、バッファメモリから読込ための記述をしましたが、自動リフレッシュの設定を行うとプログラム上に記述する必要がなくなります。リフレッシュとは入出力などの読込などでも使用されていますが、プログラムが1スキャンしたときにインターフェイスからの情報を一括で読込んだりする処理で、簡単にいうと更新処理です。 つまり上記で設定したデータレジスタに毎スキャンデータが勝手に入ってきます。例えば「D3000」には常時アナログ値が入ってきます。オフセットなどの設定をパラメータで行っている場合は「D3003」に入ってきます。

PCパラメータ設定のI/O割付設定で確認すると先ほど設定した内容が反映されているのが分かります。

設定が終わったら最後に書き込んでください。

プログラムの書込みと同じように「オンライン」→「PC書込」で行います。そして「インテリジェント機能ユニット」を選択して、退場の設定を有効にしてください。あとは「実行」で書込みです。書き込んだあとは念のためユニットを再起動してください。

たったこれだけの作業で完了です。プログラムに記述することもなく簡単です。ではプログラムに記述する方法は必要ない?と思うかもしれません。実際には必要ありません。ただ、古い機種は必要ですしエンジニアとしての引き出しは多いほうがいいです。両方の方法で設定できるようになっておくことをお勧めします。

次にプログラムで設定する場合とインテリジェント機能で設定する場合、何が違うのか?何で一度書き込むだけでいいのか?疑問に思う方もいると思うので簡単に解説します。まずインテリジェントユニットなどの特殊ユニットは最終的にどこにあるパラメータを見て動作しているのか?これはバッファメモリです。このバッファメモリは電源を切ればリセットされる領域です。そしてバッファメモリはPLCとのインターフェイスにも使われます。

インテリジェントユニットはバッファメモリのほかにフラッシュメモリといって、電源を切っても内容が保持される領域もあります。メーカー出荷時の設定はすべてフラッシュメモリ内に入っています。

プログラムで設定する場合の動作としては、インテリジェントユニットは起動時にフラッシュメモリ内の設定をバッファエリアに展開します。これで最低限の設定は行われました。その後プログラムで設定を再度バッファメモリへ上書きします。これで設定が完了します。

もう気づいたと思いますが、インテリジェント機能で設定する場合はフラッシュメモリに直接設定値を書き込みます。そのためインテリジェントユニットが起動時にフラッシュメモリからバッファメモリに設定を展開すれば完了なのです。もちろんその後にプログラムから設定を書き込めば上書きされます。必要に応じて行うことができます。

これがプログラムで設定する場合とインテリジェント機能で設定する場合の違いです。書込み先が少し違うのです。



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