シーケンス制御講座
パソコンとPLC(シーケンサー)の接続方法を解説します。GX Works2でQCPUにUSB接続する場合は比較的簡単ですが、旧型のACPU・FXシリーズへの接続には変換ケーブルが必要です。RS-422変換ケーブルの種類、USBドライバのインストール手順、COMポート番号の確認方法、GOTトランスペアレント接続まで詳しく解説します。
【このページのポイント】
- 旧型シーケンサーへの接続にはRS-422変換ケーブル(TAM-RSCVC-3V)が必要
- USB接続時はGX Developerのインストールフォルダ内のUSBドライバをインストールする
- COMポート番号はデバイスマネージャーの「ポート」で確認する
- GOT(タッチパネル)経由でシーケンサーに接続するトランスペアレント機能も活用できる
作成日:2012年04月05日
更新日:2026年05月18日
- RS-422接続ケーブルの種類と選び方
- USBドライバのインストール手順
- FXシリーズの接続方法(RS-422変換)
- ACPUへの接続方法
- シリアルポートとCOMポート番号の確認方法
- GOT(タッチパネル)経由のトランスペアレント接続
- よくある質問(FAQ)
RS-422接続ケーブルの種類と選び方
GX Developer・GX Works2でシーケンサーを操作するには、まずパソコンとシーケンサーを接続する必要があります。古いシーケンサーはRS-422接続が一般的で、パソコン側にはRS-422ポートがないため変換ケーブルが必要です。旧型シーケンサーはまだ現役で稼動しているため、シーケンサー関連の仕事をするならRS-422変換ケーブルは必須です。
推奨ケーブル:メーカー:TAM / 型式:TAM-RSCVC-3V
FXシリーズに接続するには上記ケーブルに加えて型式:TAM-RSCVC-A0も必要です。
USBドライバのインストール手順
最近のシーケンサーではUSB接続に対応した機種が増えています。USB接続にはドライバのインストールが必要です。シーケンサーとパソコンをUSBケーブルで接続すると「新しいデバイス・・」と表示されます。USBドライバはGX Developerのインストールフォルダ内にあります。
ドライバのパス:\MELSEC\Easysocket\USBDrivers
インストール画面が表示されたら「一覧または特定の場所からインストールする」を選択し、上記フォルダを指定してください。この作業をしないとUSBでの接続ができません。
USB接続しても画面右下に何も表示されない場合は、シーケンサーが「不明なデバイス」と認識されている可能性があります。デバイスマネージャーから「不明なデバイス」を削除して再接続してみてください。
FXシリーズの接続方法(RS-422変換)
FXシリーズへの接続を確認しましょう。初級編でも使用したFX1NもRS-422接続です。
FXシリーズのCPUは接続口が丸い形です。一度RS-422に変換した後、コネクタ形状を変換する必要があります。RS-232C側をパソコンのシリアルポートに接続します。次はAシリーズの接続を見てみましょう。
ACPUへの接続方法
Aシリーズの場合、TAM-RSCVC-3Vのケーブルのみで接続できます。
シリアルポートとCOMポート番号の確認方法
パソコンはノートパソコンが一般的です。パソコン側のシリアルポート(RS-232C)に接続してください。
最近のパソコンにはシリアルポートが標準で搭載されていない機種がほとんどです。そのためUSB変換ケーブルでシリアルポートを追加する必要があります。
推奨製品:メーカー:iBUFFALO / 型式:SRC06-USB
この製品はGOTトランスペアレント機能でAシリーズにアクセスできない場合にも有効です。注意点として、パソコンのUSBポートに接続していますが、GX Developer側の設定はRS-232Cになります。SRC06-USBはUSB接続でパソコン側にRS-232Cポートを作る変換器のため、ソフト側からはRS-232Cポートとして認識されます。
SRC06-USBのドライバインストール手順:
付属CDをセットしてUSBポートに接続します。しばらくすると以下の画面が表示されます。
「いいえ、今回は接続しません」を選択して「次へ」をクリックします。
「一覧または特定の場所からインストールする」を選択して「次へ」をクリックします。
CDを選択してインストールします。完了後同じ画面がもう一度表示されるので、2回同じ操作を行ってください。途中でキャンセルすると失敗します。その場合はデバイスマネージャーから一旦削除して再試行してください。
インストール完了後、SRC06-USBのCOMポート番号を確認します。「マイコンピュータ」を右クリック→「プロパティ」→「デバイスマネージャー」を開きます。
「ポート」をダブルクリックしてツリーを開くと「USB Serial Port(COM3)」のように表示されます。COMポート番号が不明な場合は、デバイスマネージャーを開いた状態でSRC06-USBを抜き挿しすると表示が変化するため確認できます。COMポート番号は変更も可能です。
「USB Serial Port(COM3)」をダブルクリック→「ポートの設定」タブ→「詳細設定」でCOMポート番号を変更できます。確認できたらGX Developerの設定で同じCOM番号を指定します。「オンライン」→「接続先指定」→「パソコン側I/F」のシリアルをダブルクリックして設定してください。
接続先指定が選択できない場合はモニタモードになっている可能性があります。Qシリーズなど複数プログラムを持つ機種では、1つでもモニタ状態のプログラムがあると選択できません。メニューの「ウインドウ」から確認してください。
GOT(タッチパネル)経由のトランスペアレント接続
GOT(タッチパネル)経由でシーケンサーに接続する方法(トランスペアレント接続)を説明します。
GOTを設備に取り付ける場合、必ずシーケンサーと接続します。GOTからシーケンサーのプログラムを変更できると、設備表面から直接操作できるため大変便利です。
GOTとシーケンサーを接続した状態で、GOTとパソコンをUSBまたはRS-232Cで接続します。
「パソコン側I/F」はGOTとパソコンの接続方法(USBまたはRS-232C)を選択します。「PC側I/F」の中の「CPUユニット」をダブルクリックしてください。
GOTとシーケンサーの接続方式を選択します。わからない場合は各設定で通信テストを実行して確認してください。選択肢は多くないためすぐに確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. USB接続してもドライバのインストール画面が出ない場合は?
A. シーケンサーが「不明なデバイス」として認識されている可能性があります。デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」や「不明なデバイス」から削除してUSBケーブルを抜き挿ししてください。それでも表示されない場合は、GX Developerのインストールフォルダ(\MELSEC\Easysocket\USBDrivers)を直接指定してインストールしてください。
Q. COMポート番号はどこで確認できますか?
A. デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」項目を開くと確認できます。USB変換ケーブルを接続した状態で「USB Serial Port(COM〇)」のように表示されます。COMポート番号が不明な場合はケーブルを抜き挿しして表示の変化を確認してください。
Q. 接続先指定がグレーアウトして選択できない場合は?
A. モニタモードになっているため選択できません。GX Developerのメニュー「ウインドウ」から開いているプロジェクトを確認し、すべてのプログラムを書込みモード(F2)に切り替えてから再度お試しください。
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