シーケンス制御講座

ラダー回路の作成

シーケンス制御講座 初級編 ラダー回路の作成

このページではGX WORKS2を使って回路の入力方法と変換方法を学習できます。自己保持回路を実際に作りながら接点やコイルの入力方法を学習できます。入力方法が分からないとラダー図は作成できないので、必ずできるようになってください。
GX Developerバージョンはこちらから確認できます。

作成日:2012年03月10日
更新日:2020年12月24日

接点やコイルの入力

GX WORKS2を使用して簡単なラダー回路を入力してみます。ここでは操作方法を覚えてください。 まずはGX WORKS2を起動して、「プロジェクト」→プロジェクト新規作成からこれから使用するシーケンサーのタイプを選択してください。

※起動後の初期設定などは「GX Works2の起動」で解説しています。分からない場合は確認してください。

画面が表示されました。右側の大きなウインドウ内にラダー図を作成していきます。ウインドウ内をクリックすると青色の四角が移動すると思います。ただし[END]以下には移動できません。この四角のカーソル内にに接点などを書いていきます。そしてこのカーソルはキーボードの矢印キーで動かすこともできます。マウスとキーボードの両方で操作出来るようになっておきましょう。とりあえずカーソルを左上に戻して「F5」のキーを押してください。上のアイコンから「a接点」のマークをクリックしても同じです。

このように入力画面が出てきます。ここでa接点を入力しますが、接点の番号を入力する必要があります。シーケンサー入力I/Oの「X0」に押しボタンスイッチを接続していると仮定します。「X0」と入力してエンターキーを押します。下記のように「コメントを続けて入力する」のボタンをONしていると、続けてコメント入力画面が表示されます。

この設定は人によっては使わないことがありますが、最初はONにしてコメントを入力する習慣をつけましょう。コメントは入力文字数に制限があるので、シンプルで分かりやすい名前にします。ここでは「押ボタンスイッチ」としました。スイッチのことを「SW」や「PB」と省略して書く場合があります。入力が終わったらエンターキーを押してください。どうしてもコメントがすぐに思いつかない場合、とりあえず空白(何も入力しない)作業を進めることができます。

回路作成と変換

それでは上の図のように入力してみましょう。上の図はコメント表示していますが、コメントが表示されない場合は上のメニューの「表示」→「コメント表示」にチェックを入れて下さい。右端にあるコイルの「M0」や「Y0」の入力には「F7」キーを押して入力します。どの位置からコイルを入力しても、必ず右端に入力されます。「X0」の右側から入力してみましょう。間違えて入力しても「Delete」キーで削除できます。接点やコイル入力用のショートカットキーは、上のアイコンの下にも表示されていますので、最初は見ながら入力できます。

この回路は押しボタンを押すと「X0」が入り、内部リレーの「M0」で自己保持をかけています。そして「M0」が入ったとき「Y0」に出力しています。「Y0」の端子台に実際にランプを接続すれば、ボタンを押すと点灯します。

この状態では入力した部分が灰色になっています。これはまだ編集中で、この回路は決定されていない状態です。パソコンで日本語入力を行うとき、入力した状態では文字の下に波線が表示され、スペースキーで変換ができます。このような状態のことです。日本語入力ではエンターキーを押せば決定されます。GX WORKS2では「F4」キーを押してください。

すると画面の灰色が消えます。これで回路は決定されました。この作業を変換又はコンパイルと呼びます。私は普通に「変換」と呼んでいます。メニューの中の「変換/コンパイル」→「変換」でも実行できます。

今度はこの回路を修正してみましょう。この回路は自己保持を切ることができないので、切れるようにします。「X1」のb接点を追加します。

するとまた編集した部分が灰色になります。この状態ではまだ決定されていないので、「F4」で変換します。この繰り返しで作業を進めていきます。

補足として上の回路図にて、「M0」の接点が「X0」に並列に入っています。これは「X0」の下にカーソルをあわせて「Shift」キーを押しながら「F5」を押せば入力できます。又は、「X0」の下に普通に「F5」キーから入力して、カーソルを「X0」の右側にもって行き、「Ctrl」キーを押しながら「↓」の矢印キーを押します。

「CTRL」キーと矢印キーで罫線を引いた入り、消したりできます。これは便利なのでぜひ覚えておいてください。

コメント入力方法

回路入力時にコメントも同時に入力する方法を解説しましたが、コメント自体を一括で入力することも可能です。左側のプロジェクトウインド内に「グローバルデバイスコメント」があります。これをダブルクリックします。

するとコメント専用の画面が表示されます。

一度表示すれば、各ウインドウは上部のTabで切替ることができます。ここでは簡単にプログラムとコメントを切替できます。上記の画面では「X0」が先頭で表示されているため、先ほど入力したコメントが表示されています。デバイス名の部分に表示させたい先頭デバイスを入力して「Enter」キーを押せば表示されます。

このコメントウインドウはエクセルからのコピーなどにも対応しているので、あらかじめエクセルでコメントを作成して、まとめて貼り付けることが可能です。

パラメータの確認

CPUがFシリーズ以外の場合、一応パラメータを確認しておきます。

プロジェクトウインドのパラメータの左側にある四角をクリックするか、パラメータをダブルクリックするとさらにパラメータ内が表示されます。

その中のPCパラメータをダブルクリックします。これはPLCの基本的な設定部分になります。PCパラメータについては別の記事で説明しようと思いますが、今回は下記の設定だけ覚えてください。

プログラム設定のTabを選択すると上記のような画面が表示されます。今回はQCPUの設定でプログラム書きました。このCPUはPLC内に複数のプログラムファイルを持つことができます。そしてそれぞれのプログラムに対してどのように動作させるか設定できます。つまり設定できるということは設定しないといけません。左側になる「MAIN」というのが現在編集中のプログラム名です。「MAIN」を選んで「挿入」を押します。

すると上記のようになります。これはメインというプログラムで実行タイプをスキャンに設定したという意味です。ここで「スキャン」とは常に実行すると覚えておいてください。つまりPLCの設定で「MAIN」のプログラムを常に実行すると設定しました。こうしておかないと、いくらPLCにプログラムを転送しても実行されません。設定が終ったら「設定終了」を押します。

パラメータについては他にも設定する必要がありますが、今回はこれだけにします。

便利なショートカットキー

ここで便利なショートカットキーを紹介しておきます。ほかの記事でも紹介していますが、便利なので少しずつでも覚えておくと役に立ちます。
F5:a接点
SHIFT + F5:並列a接点
F6:b接点
SHIFT + F6:並列b接点
F7:コイル
F4:変換
SHIFT + F4:RUN中書込み

今回はとりあえずこれだけ覚えておきましょう。RUN中書込みについては今回触れていまませんが、必ず使うので一緒に覚えておきましょう。RUN中書込みはデバッグ中に使う機能で、変更箇所を変換と同時にPLCにも同時に反映させます。この辺りは別の記事で使いながら解説します。

書き込む回路が完成したら、シーケンサーに回路を書き込んで見ましょう。


PLCへの書き込み


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