シーケンス制御講座
このページでは三菱PLCのラダー図編集ソフト「GX Developer」の起動方法と基本的な使い方を解説します。機種の設定方法・コメント設定・モード切替・接点入力方法まで、はじめてGX Developerを起動する方でもわかりやすく説明します。なお、現在は後継のGX Works2が主流ですが、古い設備では今もGX Developerが使われています。
ポイント:GX Developerの主な機能
- 読出モード:ラダー図の確認・接点検索に使用
- 書込モード:ラダー図の編集・追加に使用
- モニタモード:PLCに接続して現在の動作状態をリアルタイム確認
- モード切替ショートカット:F2(書込)・F3(モニタ)・Shift+F2(読出)
作成日:2012年02月10日
更新日:2026年05月17日
GX Developerの起動と機種設定
GX Developerの簡単な使い方を説明します。インストールの方法は「GX Developerインストール」を参照してください。インストール後は「すべてのプログラム」→「MELSOFTアプリケーション」の中にあります。GX Works2も基本的な使い方は同じです。
起動すると上のような画面が表示されます。左上のメニューの「プロジェクト」→「プロジェクト新規作成」をクリックします。
この画面でシーケンサーのタイプを設定します。例えばFX1Nを使う場合は、PCシリーズを「FXCPU」にして、PCタイプを「FX1N(C)」に設定します。使いたいシーケンサーに合わせて設定してOKを押してください。
コメント設定方法(必須の初期設定)
次に上のメニューの「ツール」→「オプション」を選択してください。
「命令書込時、続けて行なう」にチェックを入れてOKを押してください。こうすることで命令入力後にコメント入力ウィンドウが自動的に表示されます。コメントはプログラムに影響しませんが、後でラダー図を読む際に必須です。必ず入力する習慣をつけましょう。
GX Works2の場合は回路入力時の画面上に設定ボタンがあります。
回路入力時に上記赤枠のボタンを一度押せば設定完了です。毎回押す必要はありません。
次は上のメニューの「表示」→「コメント表示」にチェックを入れます。これにより回路上にコメントが表示されるようになります。
データの保存は「プロジェクト」→「プロジェクトの名前をつけて保存」で行います。GX Developerでは1プロジェクトにつき1フォルダが作成され、複数ファイルで管理されます。フォルダ内のファイルは直接編集しないでください。
読出・書込・モニタモードの使い分け
GX Developerには読出モード・書込モード・モニタモードがあります。読出モードは回路の確認、書込モードは回路の編集・追加、モニタモードはPLCに接続して現在の動作状態をリアルタイムで確認するときに使用します。
左上のアイコンをクリックするとモードが変わります。左から読出モード・書込モード・モニタモード・モニタ書込モードです。
モード切替のショートカットキー:
「F2」:書込モード
「F3」:モニタモード
「Shift+F2」:読出モード
読出モードでは文字を入力すると接点・コイルの検索になります(例:「X3」と入力するとX3を順番に検索)。書込モードでは文字入力が回路の入力になるため、検索は「Ctrl+F」を使います。モニタモードは読出モードと同操作で、接点のON/OFF状態をリアルタイムで確認しながら読出できます。
接点入力とショートカットキー
接点の入力には画面上部のアイコンを使いますが、実際の作業ではショートカットキーを使います。
例えば「F5」を押せばa接点の入力になります。「sF5」は「Shift」キーを押しながら「F5」キーを押します。慣れてくると自然にショートカットキーが使えるようになります。
プロジェクトウィンドウの見方
最後に画面左側のプロジェクトウィンドウの説明をします。
「プログラム」をダブルクリックすると「MAIN」が表示されます。これが作成中のラダー図です。「デバイスコメント」→「COMMENT」をダブルクリックするとコメント編集画面に入り、各デバイス番号に対してコメントを設定できます。「パラメータ」はシーケンサーの各種設定です。最初はあまり触る必要はありません。
GX Developerの基本操作が確認できたので、次はGX Developerでラダー図を作成してみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. GX DeveloperとGX Works2の違いは何ですか?
A. どちらも三菱PLCのラダー図編集ソフトですが、GX Developerは旧世代のソフトで現在は販売終了しています。GX Works2はその後継で、より使いやすいUIと機能拡張がされています。古い設備のメンテナンスではGX Developerが必要になる場合があります。
Q. GX Developerは今でも使えますか?
A. インストールされていれば使用できます。ただし新規販売は終了しており、現在はGX Works2またはGX Works3が推奨されています。古い三菱PLCのプログラムを扱う現場では今もGX Developerが使われています。
Q. モード切替のショートカットキーを教えてください。
A. F2:書込モード、F3:モニタモード、Shift+F2:読出モードです。作業に合わせてこれらを使い分けると効率よく操作できます。
Q. プロジェクトのデータはどのように保存されますか?
A. GX Developerでは1プロジェクトにつき1フォルダが作成され、その中に複数のファイルとして保存されます。保存は「プロジェクト」→「プロジェクトの名前をつけて保存」から行います。フォルダ内のファイルを直接編集・移動するとデータが壊れる可能性があるので注意してください。
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