シーケンス制御講座

PLCへの書込み

シーケンス制御講座 初級編 PLCへの書込み

GX WORKS2を使用してPLCにプログラムを転送する方法を解説します。このページで学べることはGX WORKS2の通信設定、転送方法、RUN中書込みです。ラダー編集ソフトを使う場合は必ず必要なので習得しておいてください。

作成日:2012年03月25日
更新日:2021年01月04日

通信設定

シーケンサーとパソコンを接続する前に通信設定を行います。この記事を書いている時点での接続は、ほとんどUSB接続に対応してます。QシリーズのCPUに接続する前提で解説します。
GXDeveloperを使う場合、USB接続の場合はドライバのインストールが必要です。詳しくはシーケンサ-接続方法を参考にしてください。また少し古いシーケンサーの場合USBに対応していません。その時はこちらを参考にしてください。

GX WORKS2で通信設定画面を表示するには左側のナビゲーションウインドから行います。GXDeveloperと少し違うので注意してください。

すると次のような画面が表示されます。これはGXDeveloperの時と同じような画面です。

必要な部分だけ解説しま。一番上の「パソコン側I/F」は自分が使っているパソコンのインターフェイスの設定です。USBで接続する場合は自分のパソコンのUSBポートにケーブルを接続します。その場合一番左の「シリアル/USB」のイラストをクリックします。例えばCPUがLANケーブルでの接続に対応していて、LANで接続したい時は、自分のパソコンのEthernetポートを使うので「Ethernetボード」を選択する形になります。今回は上の図のようにシリアル/USBを選択します。

そしてシリアルでもUSBとRS232Cがあります。ここもパソコンの接続場所に合わせて選択しないといけません。USBの場合はそのままでいいのですが、RS232Cの場合は設定が必要です。左上の選択しているアイコンの辺りをダブルクリックします。

するとこんな画面が表示されると思います。RS232Cで接続したい時はここで設定します。ここで注意が必要なのが、近年のパソコンには標準でRS232Cポートはついていません。多分USBの変換ケーブルで接続してRS232Cポートを作ると思います。この時パソコンにはUSBで接続している感じになっていますが、これは変換ケーブルでパソコン自体にUSBポートを作っているので、ソフト側からみるとRS232Cとなります。変換ケーブルを使うときもRS232Cを選択します。

RS232Cで接続する場合は「COM」番号を指定します。COM番号というのは、例えばパソコンには複数のRS232Cポートを作ることが可能です。単純に「RS232Cを使う」といってもどこのRS232Cポートを使うか分かりません。そこでRS232Cポートにはそれぞれ「COM」番号が割り当てられています。これはパソコンのデバイスマネージャーの「ポート」という項目で確認できるので、今使用しているRS232Cのポートが何番か確認して、指定してください。
伝送速度はそのままで大丈夫です。

パソコン側I/F側の設定が終ったら、その下にあるシーケンサ側I/Fの設定です。これはPLCのどこに接続するか設定します。今回はCUPに直接USBで接続するため「CPUユニット」を選択します。ここもアイコンをダブルクリックすると細かい設定ができます。GOTというタッチパネル経由で説即するときは「GOT」を選択します。後は「GOT」のアイコンをダブルクリックしてGOTとCPU接続状態を指定するとGOT経由で接続できます。

次に他局指定ですが、PLC1台なら他局指定なしで大丈夫です。これはシーケンサを経由して別のシーケンサに接続する設定です。ラインなどの複数の設備がある場合便利な設定です。

設定が完了したら「通信テスト」をしてみてください。問題なく接続できたら「OK」押します。すると設定が保存されます。この時”Connection1”という名前の設定に保存されます。GX Works2では複数の通信設定を保存できます。”Connection1”を右クリックして”データ新規作成”を行うと別の設定ができるようになります。さらにこの”Connection1”という名前も変更できます。1台の設備でも複数の接続方法を準備しておけば便利です。

最初からここまで通信設定を作る必要はありませんが、このような使い方もできます。

PLCへ書込

今度は製作したラダー図をPLCに書き込んで見ましょう。

灰色の部分がないように変換作業をしておきます。そしてメニューから「オンライン」→「PC書込」を選択してください。このときパソコンとシーケンサーを接続して、さらにシーケンサーの電源を入れておく必要があります。通信設定ができていれば次のような画面が表示されます。

ここで何を書込みかチェックボックスにチェックをします。基本的には「パラメータ+プログラム」をクリックしてOKをクリックすれば問題はありません。コメント等のデータもシーケンス内に書込みことができますが、容量が大きいのでPLCのプログラムメモリではなく標準ROMへ書込みましょう。最近のシーケンサーはリモートでパソコン側からシーケンサーをSTOP状態にできますので画面の指示に従っていけば問題ありません。ただしこれは一時的に設備を停止させないといけないということなので注意してください。
※最近のシーケンサーであれば、プログラムだけならRUN中でも書き込めます。プログラムのみを選択して書き込んでください。しかしパラメータを選択すると、シーケンサーをSTOP状態にする必要があります。

このように必要な部分にチェックをつけて実行すれば、チェックをつけた部分だけ書き込みが出来ます。

RUN中書込

次はプログラムの一部を変更したときに、その一部だけを書き換える方法を紹介します。

このように一部を変更します。ここで普通に変換するのではなく、「Shift」キーを押しながら「F4」を押してください。メニューから実行する場合は「変換」→「変換(RUN中書込)」です。これはプログラムを実行中に書き込むことができるので、稼働中の機械を停止する必要がありません。ただし条件があり、PC側のプログラムと、シーケンサー内のプログラムが一致していないとできません。そのため一致している状態で、一部分を変更して、間違えて普通に変換してしまうと、その時点で不一致となります。一致させるには一度「オンライン」から書込みか、読出を行ってください。

一度完成した回路を書き込んで、その後修正するときはRUN中書き込みを使います。デバッグ時は基本的にRUN中書き込みとなります。よく使う機能なので、絶対に覚えておいてください。

変換がRUN中書込になる場合

回路を編集して「F4」キーで変換するとき、RUN中書込みになってしまうことがあります。この場合PLCと接続していないと通信異常となり、変換すらできません。これは次のように設定すれば直ります。

「ツール」→「オプション」を選択します。

左のツリーから「RUN中書込」を選択します。

「変換にてRUN中書込みを実行する」にチェックが入っているので外す。これで変換ができます。

シーケンサーにプログラムを書き込んだら、次はシーケンサーからの読み出しと、シーケンサー内のモニターを行って見ましょう。


PLCから読出とモニタ


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