タイムチャートの書き方
タイムチャートを実際に書いてみます。試験などではタイムチャートがあって、それに対するラダー図を書くことが多いと思いますが、ここではラダー図があって、それに対するタイムチャートを作っていきます。
作成日:2025年05月28日
更新日:2025年05月28日
タイムチャートの書き方
次の回路のタイムチャートを書いてみます。まずはプログラムからどのような動きをするのかイメージしてみてください。

タイムチャートを書くといっても、スイッチの動きを決めないといけません。今回の記事では最初にスイッチの動きを決めておきます。自分でタイムチャートを作る場合はスイッチの動きも自分で考える必要があります。スイッチの動きも考える場合は、どのような動きにしたら動作が伝わるのか、よく考えないといけません。今回は私が作ります。

このスイッチの動作に対して、リレーとランプのタイムチャートを書きます。まずはそれぞれの動きをイメージしてみましょう。

最初にリレーです。リレーはスイッチ1がONで自己保持になります。解除する接点がないので1回ONするとONし続けます。
次はランプ1です。

ランプ1はリレーがONしている状態であれば、スイッチ2をONしている間だけランプ1もONします。
最後にランプ2です。ランプ2はリレーがONした状態でスイッチ3がOFFの時だけONします。スイッチ3はON状態から始まっています。
つまり次の回路のタイムチャートは以下のように書くことができます。


こんな感じでタイムチャートを書くことができます。
試験以外でタイムチャートを書く時は、回路を動きを正確に表現し、例えば通信相手に動作を伝えるために使用します。そのため今回の例でいくとスイッチ1~スイッチ3の動きがとても重要になります。今回はこのスイッチの動きはこちらで作りましたが、本来はご自身で作成する必要があります。そのあたりも一緒にタイムチャートを書く練習をしてみてください。
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