条件分岐の書き方
条件分岐というのは、ある動作が途中での条件によって動作を変更する。例えばワークを搬送して試験を行い、試験結果によって動作を変更する。試験結果がOKだったら正常ルートへ排出を行い、試験結果がNGであればNG箱に排出する。このように条件によって動作や処理を変更することを条件分岐と呼びます。ここでは単純にONかOFF、右か左のような2分岐でのラダープログラムの作り方を解説します。
作成日:2025年07月22日
更新日:2025年07月22日
分岐方法といってもいろいろな書き方がありますが、私がよく使っている方法を2つ紹介します。
分岐方法1
この方法はあまり使われない方法かもしれませんが、すごくシンプルに書くことができるので、私はよく使用します。

少し長いですが、「M10」、「M11」は工程が進んでいる回路で条件分岐ではありません。工程が進んで「M12」がONすると条件分岐となります。
まず「M12」がONした時、条件3の「M103」がONしていた場合、「M13」がONします。そして「M13」は自己保持になっています。この自己保持は「M14」がONすると解除されるようになっています。ただし「M14」がONするには「M13」がOFFしていないといけません。つまり「M13」の自己保持を「M14」で解除することはなく、「M14」がONしていた場合「M13」がONできないということになります。
条件分岐のリレー「M12」がONした時、「M103」がONしていたら「M13」がON、「M103」がOFFしていたら「M14」がON、必ずどちらか片方がONする仕組みになっています。そして先にONしたコイルが優先され、「M12」がONし続けている限り変更されません。
「M12」がONした瞬間、「M103」がONしていて「M13」側がONすると、「M12」がONしている限り「M103」がOFFしても「M13」がON状態を維持できます。一度条件分岐が実行されたあと、後から条件が変わっても分岐回路は切替わらない。これはラダープログラムではとても重要な事です。
分岐方法2
ラダープログラムでの分岐回路と言えば、こちらの方法がよく使われます。私も状況によってはこちらの方法を使用することもあります。

「M10」、「M11」は同じ動作です。「M12」で条件分岐に入ります。「M12」がONしている状態で「M103」がONしていれば「M13」がON。「M104」がONしていれば「M14」がONして自己保持状態になります。「M104」のa接点を「M103」のb接点に変更すれば、最初に紹介した条件分岐回路と同じ動きになります。
上記回路のような書き方では「M12」がONしても「M103」又は「M104」がONしないと条件分岐回路は動作しません。そして「M13」と「M14」にはインターロックがかかっていますので、どちらか先にONしたほうが優先されます。インターロックの接点を自己保持の外側に設置することで、例え強制ONさせても「M13」と「M14」が同時にONすることがないようになっています。
条件分岐といってもいろいろな書き方があるので、自分の使いやすい方法で書いてみましょう。
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