シーケンス制御講座

定数の指定方法

データレジスタのようなワードレジスタに数値を転送するとき、その値が何の数値かを指定しておかないといけません。三菱では[MOV K3 D0]のように命令を書くと、「D0」のデバイスに3を転送しますが、実はこの「K3」という部分で数値の型を指定しています。

作成日:2025年12月5日
更新日:2025年12月5日


定数について 定数の種類

定数とはその名の通り定められた値です。例えばMOV命令で「D0」に”3”という値を転送します。この”3”という値が定数です。固定され、決まった値です。

定数にも種類があります。三菱PLCで[MOV K3 D0]と入力すると”3”を「D0」に転送します。ではこの”3”の前にある”K”は一体なんなのでしょうか?これは10進数(正確には符号付き)を指定しているのです。他にも16進数や浮動小数点(実数みたいなもの)、文字列などがあります。PLCで数値を扱うには、その数値がどのような物なのか指定しておかないといけません。

このように同じ”10”という値を「D10」と「D11」に転送しています。すると「D10」と「D11」の値が違います。これは10進数で”10”を指定している場合と、16進数で”10”を指定した場合の比較です。デバイス値のモニタ表示は10進数で表示しています。

定数指定時の注意点

定数の種類を指定して転送するときは、転送命令も転送する定数の種類に合わせる必要があります。例えば文字列を転送する場合は文字列転送命令を使う必要があります。

10進数と16進数を指定する場合は転送命令は同じでいいのですが、文字列や浮動小数点(実数)等を使用する場合は命令自体を変更する必要があります。変更といっても命令文の前に何か記号やアルファベットを付けるだけですが。

定数の指定方法

定数の指定方法をメーカー別にまとめてみました。

上記表はMOVの転送命令を例にしています。例えば三菱で10進数のような普通の数値を転送したい場合は[MOV]命令を使用し、定数の指定は「K」を使います。オムロンの場合は「&」を使います。

浮動小数点の場合、三菱では命令の前に「E」を付けます。キーエンスでは命令の後ろに「.F」を付ける形になります。定数の指定は、三菱では「E」となります。

文字列の場合も同じように命令が変わります。ただしオムロンの場合、文字列転送命令はあるのですが、定数として文字列を指定することができないので、直接ラダー上で文字列を転送することはできません。

PLCでは10進数や16進数を扱うことができますが、必ずどのような定数か指定しないといけません。あいまいはダメです。又メーカーによってもデフォルトの扱いが違い、三菱は10進数がメインになりますが、オムロンはBCDの扱いがメインになるみたいです。



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